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1月, 2026の投稿を表示しています

刹那の輪廻

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  瞬刻の目覚め。刺激され、吐き出した。羅列する文字を。従い、組み合わせただけで。最後の一行を、書き終える。

月光に照らされて

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 引き摺っていた。跡を残しながら。湿った音がする。柔らかい土に、靴底が沈んで。木々がざわめき、枝がしなる。

重なる景色

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 飛び跳ねて、水溜りを避けた。緋色の雲間から注がれる、暖かい温度。立ち止まり、水面を眺めて。

境界の先で

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 乾いた音が鳴り続けた。途絶え、硝煙が昇る。視界がぶれ、崩れ落ちて。血液が溢れ、伝い、流れる。

いやし

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 長い立髪がしなだれていた。前脚を前に出し、腹を地に着けて。浮き出た肋骨が皮膚を押し出す。体幹が崩れ、倒れた。

寄り添う枯葉

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 エレベーターの扉が開く。人がひしめき合う中で、次々と降りる。俯いた男が、あとに掃き出された。胸を、ぎゅっと握って。

編まれゆく造形

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 花弁が散り、弧を描く。つむじを巻いた、風。揺れて踊る。辿りながら。

ずれた距離

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 テーブルの下で両手を合わせた。ぎゅっと握り、爪が食い込む。椅子を前後に揺らせながら。

鼓動の燈

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 水滴が集まり、結晶に編込まれた。空一面を遮り、灰が塗り潰す。  冷たい風が大地に沁み込む。巡り、硬く。  宙を覆う厚い膜。抜けて光を届けた。  薄く、淡く──僅かに。  幾度も沈み、昇る。白が拡がっていく。  千切れ、漂う。  膜はもういない。光を浴びせた。  濃く、強く──確かに。  芽吹く緑。強張りを溶かして。  ────熱が躍動を促す。溢れるほどに。

連鎖の眼

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   緋く巨大な炎が、光を放つ。無数の陥没した跡が目立つ、球体へ。

硝子の音

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  白点が近づく。黒点に引き寄せられて。細く、長く、伸びる。環を描き、吸い込まれた。

刻まれた断片

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  寝そべったまま手を眺める。腕、甲、指。順番に視線を這わせて。深く刻まれた、皺。

剥製

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 笑い声が響く。子供がはしゃいで。食卓で料理を摘んでいた。妻と娘が食事を済ませ、遊びはじめる。それを横目に視線を戻す。

嘘の果実

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  叱責の声が響く。幾つもの電灯に照らされた、明るい部屋。項垂れて、自分の影を見つめていた。