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銀の牢獄

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 鉱脈に滑り込む先端。穿ち、突き刺す。硬質な響きを耳に残して。零れ落ちた欠片が床を跳ねる。

重なる瘡蓋

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    ──剥がれる。  覆っていた瘡蓋が。積み重ね、膨らませたから。滲み、紅を滴らせて。

見えない顔

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 電灯が部屋を明るく照らす。キーを叩く軽い音。時折止まる。一点を凝視し、小さく呟く。溜め息を重ねて。

神木の瞳

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 色褪せた刃が幹に食い込む。枝がしなり、葉が揺れて。澄んだ音が響き、乾いた欠片が散らばる。

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 雑草が生い茂る。歪な楕円を避け、一面に。 下で蠢く虫が、土に潜る。石は、動かない。

最後の理性

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 煙草に火を灯した。息を吸い込み、静かに吐き出す。煙に混ざる風が顔に触れる。終業を告げるチャイムが鳴り、校舎から人が溢れた。