作品アーカイブ (目次)
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身体にぶつかり、止まることなく後に流れていく。掌で触れた幹の上に、葉が揺れていた。
擦れた振動が囁きに変わる。
瞳を通して浮かんだ。
蒼を彩る緑の欠片が。
視線を落とし、地を見つめた。
茶色に拡がる土に、砂が混ざっている。腐葉土の香りが、した。
顔を頭上に向け、手を翳す。
隙間から零れた陽の光を浴びて。
──フィルターを外す。
────
視界が崩れ、世界は羅列されていた。
触れた掌と混在して。
囁きは途絶え、ただ震える。
香りは並び。
口はもう、ない。
圧縮されていた。
重なり合い、全てが。
────整然と、そこに。
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