作品アーカイブ (目次)
更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。
骨が覗いていた。無数の虫がたかり、齧っている。体液が地面に拡がり、土に沁みて。臭いが鼻腔に入り込む。
眺めていた。俯き、じっと。
──最後の骸。
己の頬を撫でた。細胞が人差し指を押し返す。
そっと唇に触れた。
「私は、いつまで」
周囲を見渡すと、瓦礫が積まれている。傾いたビルを認めて、溜息を吐いた。
地鳴りが響き、残骸が沈んでいく。大地が裂け、溶岩が溢れ出した。身体を包み、眼球を燃やして。視界が闇に覆われ、また光を映す。
──何度も
皮膚が溶けた。
弾力を取り戻す。
腕が炭化した。
色を取り戻す。
繰り返して──
赫く染まる空が、明滅していた。粘り気を帯びた輝く海がうねる。呑まれ、焼き尽くされて。
轟音は聞こえない。焦げた臭いも。
刹那に白が塗り潰し──弾けた。
暗い空間に浮かぶ。傷は、ない。
破片がぶつかる。
混ざり、
結合し──岩石に。
視線の根で、雫が溢れた。解かれ、漂う。
「......変われない」
ただ、流れていく。
────外れたままで。
初めまして。
返信削除輪廻転生の螺旋から外れた者の悲哀を感じ、視覚的に地獄のイメージが浮かびます。どんな時にストーリーを思いつくのでしょうか?
初めまして。感想をありがとうございます。
返信削除どんな時に......例えばニュースを見て思ったことや、電灯を消した時に感じたことなどです。それをテーマに結びつけて書いています。
読んでいただき、コメントも。深く、感謝いたします。ありがとう。