作品アーカイブ (目次)
更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。
橙色の煉瓦が積まれる。長く、高く。端を丁寧に合わせながら、ゆっくりと重ねて。太陽の視線を受け、熱が籠る。
顔を下に向けると、街が拡がっていた。数多の人が歩んでいる。暫く眺め、眼前の煉瓦に触れた。風が、僅かに冷やす。
靴底を音もなく乗せた。梯子を一段登る。
担いだ背嚢に、縁まで詰まっていた。
減ることは、ない。
息が乱れ、身体が震えた。大きく吸って、全てを吐き出す。
空を見上げた。
──あの、雲まで。
少し、揺れた。顔を街に向け、歯を食いしばる。視点を移して。
太陽と眼が合った。
手を開け、背に伸ばし──掴んだ。
────煉瓦を積む。丁寧に。
コメント
コメントを投稿