作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「筆の先で」        境界 「積まれた煉瓦」      感情 「枯葉と砂」        日常 「線の先は」        境界 ─ピックアップ─ テーマ  時間 「重なる景色」 ─テーマ別─ ─境界─       十四作品 ─時間─           七作品 ─循環─       十三作品 ─感情─           十一作品 ─万有─           七作品 ─価値観─   十五作品 ─日常─           十一作品 ─断片─           四作品 ─無─               三作品 ─掌編─    「筆の先で」         境界 「積まれた煉瓦」       感情 「越えた後」         境界 「シリアルを咀嚼して」    感情   「街の跡」          日常 「旋回する夜」        日常 「閉じた瞼」         境界 「瓦礫の理由」        境界 「配慮の有無」        価値観 「銀の牢獄」         境界 「重なる瘡蓋」        境界 「見えない顔」        日常 「神木の瞳」         価値観 「最後の理性」        感情 「月光に照らされて」     感情 「重なる景色」        時間 「境界の先で」        循環 「寄り添う枯葉」       日常 「いやし」          循環 「編まれゆく造形」      循環 「ずれた距離」        日常 「刻まれた断片」    ...

削られた御霊

 


 六人の子供が手を繋ぎ、輪を描く。その中心に、しゃがんだ少年が居た。


 繋がれた環がゆっくりと周る。唄を唱えて。


 夕暮れの神社。赤く染まった景色が、時折揺れる。鴉が鳥居に停まり、一声鳴いた。


 ──かごめの唄。


 反響して、木霊する。少年は震えていた。子供たちが笑顔で巡る。唄は何度も繰り返された。風に煽られ、社が軋む。


 月明かりが差し込む頃に、問われた。


 ──後ろの正面、だぁれ?


 わからない。瞼を開くことができないまま、黙っていた。顎先から、滴る雫。   色は─


 目を開くと、少年がいる。神社に、二人きり。


「誰か、わかった?」


 首を振り、黙って社に向かう。肩を掴まれた。


「僕が行こうか?」


 澄んだ響きが身体に沁み込む。

僕が、僕に頷いた。


 社に歩み、佇む少年。吸い込まれ、霧散する。

子供たちの笑い声。世界は削れ、閉じられた。



────

 朧げな意識。視線の先に、天井があった。窓を見ると、黒く染まっている。外側に、鳥の輪郭が浮かぶ。羽を広げて、飛び去った。


 ──俺は......


 点滴と繋がった腕。僅かに動かし、指を閉じる。ナースコールに手を伸ばした。


 ────己を削り、生を掴んだ。変容を拒んで。

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