作品アーカイブ (目次)
更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。
太陽が降り注ぎ、眼球を照らした。入ることは出来ない。視界には無が拡がっている。ただ、顔を向けていた。両手で杖を握り締めて。
瞼を閉じる。何もない世界に。
触れることで輪郭を辿る。
頭上に手を伸ばし、宙を掴んだ。
掌から熱が沁みて。
全身に巡り、それを知った。
風が吹き、耳を撫でる。
運ばれた緑葉の匂いと。
鳴り響く旋律が──呼び起こす。
緋を。
蒼を。
碧を。
刻まれた記憶へ。
細胞に触れて。
その、奥まで。
指を開いた。ゆっくりと杖が倒れる。
色彩は還り、暗闇を濡らす。
────瞼の底で、溢れていた。
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