作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「淵の端から」        感情 「写実した風景」      境界 「同じ場所で」       境界 「無機物の渇望」      境界 ─ピックアップ─ テーマ   価値観 「剥製」                            ─テーマ別─ ─境界─           二一作品 ─時間─               七作品 ─循環─           十七作品 ─感情─           十五作品 ─万有─               八作品 ─価値観─       十七作品 ─日常─           十一作品 ─断片─               八 作品 ─無─                   三作品 ─掌編─    「淵の端から」        感情 「写実した風景」       境界 「同じ場所で」        境界 「無機物の渇望」       境界 「歪んだ花」         境界 「消えていく顔」       断片 「錯覚のまま」        断片 「ただ、純粋に」       価値観 「選べるなら」        断片 「種の中で」         循環 「いない気がして」      境界 「跳ねたコイン」       価値観 「溢れた珈琲」        境界 「10^-10^50の虚構」       万有 「少女...

淵の端から

 


 草を握って力を込めた。土が盛り上がり、跳ねて散らす。背負った籠に手を伸ばして、指を離した。少し、積みあがる。


 腰に手を当て、背筋を伸した。

 降り注ぐ熱を全身に浴びながら。


 ふと、視線を留めた。大きな石に。

 頭皮が滲み、垂れて来る。


 髪を濡らし、

 頬を伝い、

 首筋を辿り──襟に吸われて。


 肌にシャツが張り付き、白い模様を斑に描く。視線を外し、息を吐いた。瞬きのあとに額を拭う。


 肩紐を掴んで籠を降ろす。


 淵で、浮きあがる。

 宙に舞う緑を、追っていた。


 湿った風が乾いていく。

 景色は、緋に。


 雲から一滴、溢れた。

 石に触れる。


 深く、頭を下げた。片膝を就き、両手の指を絡ませる。


 ────動かない。ただ、濡れただけで。

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