作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「見つめるものは」     感情 「変わらない夜」      断片 「記憶の中で」       断片 ─ピックアップ─   テーマ   断片 「蝉に向けて」                               ─テーマ別─ ─境界─       二十四作品 ─時間─               七作品 ─循環─           二十作品 ─感情─           二十作品 ─万有─               九作品 ─価値観─       十八作品 ─日常─           十二作品 ─断片─           十二 作品 ─無─                   三作品 ─掌編─    「見つめるものは」      感情 「変わらない夜」       断片 「記憶の中で」        断片 「蝉に向けて」        断片 「決められた中で」      境界 「戦場の欠片」        感情 「零れたのは」        感情 「アート」          価値観 「眼球の奥」         境界 「飛び去る欠片」          循環 「淵の端から」        感情 「写実した風景」       境界 「同じ場所で」        境界 「無機物の渇望」       境界 「歪んだ花」        ...

僅かな眠り



 這わせた指の間に、砂が埋まる。澄んだ響きを纏って、波が近づいて来た。足の裏を撫で、濡らし、還る。砂を攫って。


 肌を焦がす陽射しを浴び、景色に溶けていく。微睡の中で思い浮かべる。ただ、遊んでいただけなのに。


 夢から覚めた意識が、砂浜に混ざって散らばる。動かない体を、波が包む。


 彼を、連れ去ってくれるのだろうか。


 茜色が沁みていく空を、濁った瞳が映している。風が吹くと、髪は揺れる。ただ、それだけ。


 ──彼は。 私だ。


 砂である私は、もう、考える必要がない。繋がっているだけでいい。


 身体からほどけた、他の私。担った役割の中で、編み創める。


 ────眠る。永遠のようで、僅かな時間を。

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