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忘却の彼方


 囲いの中を彷徨っている。

地球でも、無限のような宇宙でさえも。


石ころが金に変わった。人々は奇跡だと騒ぎたてる。


──辿っていくと、因果が重なっていた。


起こり得ないことは何もないのだろうか。

この広大な枠組みの中で。


想像をしてみよう。途方もない出来事を。

語ることで人は笑う。嘲るものもいた。


──何故笑うのだろう。


特別な存在などはない。

それに気づくことが難しいのか。


等しく流れることのない、時の環に溶け込んでいる。意識の外で。


極小の世界を瞬刻の間支配している。

幻想の夢を自覚しないままに。


思い出すのだろうか。


忘却の彼方にある、存在が示す役割を。


───螺旋の渦で巡りゆくために。






















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