作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「無機物の渇望」      境界 「歪んだ花」         境界   「編まれた柱」       循環 「消えていく顔」      断片 「錯覚のまま」       断片 ─ピックアップ─ テーマ   万有 「10^-10^50の虚構」                  ─テーマ別─ ─境界─           十九作品 ─時間─               七作品 ─循環─           十七作品 ─感情─           十四作品 ─万有─               八作品 ─価値観─       十七作品 ─日常─           十一作品 ─断片─               八 作品 ─無─                   三作品 ─掌編─    「無機物の渇望」       境界 「歪んだ花」         境界 「消えていく顔」       断片 「錯覚のまま」        断片 「ただ、純粋に」       価値観 「選べるなら」        断片 「種の中で」         循環 「いない気がして」      境界 「跳ねたコイン」       価値観 「溢れた珈琲」        境界 「10^-10^50の虚構」       万有 「少女の花弁」        感情 「巡る日常」         境界 「視線...

埋もれゆく言霊

 


 土を眺めていた。指を伸ばし、地面に触れる。なぞることで、形を刻む。


 風に攫われ、砂に混ざった。これは、本能なのか。


 石を持って、石に刻む。意思を込めて。

想いと想像を描き、辿っていく。伝えるために。


 木を削り、薄くした。幾重にも重ねた紙。

鳥から羽をもぎ取り、墨に浸す。刻んでいく。世界を繋げるために。


 量産された書物が棚を埋める。手に取った本を、疑わず信じていた。頁の隙間に嘘が滲む。あるいは、全て虚構なのか。


 誰もが自由に鍵盤を叩く。もう、特別ではない。刹那に届く。あらゆる形で。


 善意を纏い、並んでいく。悪意を孕み、羅列する。自在に組まれ、放たれた。


 ──意識を帯びた、聞こえぬ声。


 深く沈み、切り裂く。暖かく包み、癒す。

繋げ、断ち切る。


 無数に散らばり、混沌に染まる。

戻ることはできない。そう望んだのに。


 瞼を閉じても映る。増殖し、支配する。境界が溶けた空間を。


 土をなぞる指は、記憶を辿る。

 石に刻む手は、意思を込める。

 紙に記す羽が、心を繋げた。


 ────魂を探す。無限に産まれる文字に溺れて。

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