作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「筆の先で」        境界 「積まれた煉瓦」      感情 「枯葉と砂」        日常 「線の先は」        境界 ─ピックアップ─ テーマ  時間 「重なる景色」 ─テーマ別─ ─境界─       十四作品 ─時間─           七作品 ─循環─       十三作品 ─感情─           十一作品 ─万有─           七作品 ─価値観─   十五作品 ─日常─           十一作品 ─断片─           四作品 ─無─               三作品 ─掌編─    「筆の先で」         境界 「積まれた煉瓦」       感情 「越えた後」         境界 「シリアルを咀嚼して」    感情   「街の跡」          日常 「旋回する夜」        日常 「閉じた瞼」         境界 「瓦礫の理由」        境界 「配慮の有無」        価値観 「銀の牢獄」         境界 「重なる瘡蓋」        境界 「見えない顔」        日常 「神木の瞳」         価値観 「最後の理性」        感情 「月光に照らされて」     感情 「重なる景色」        時間 「境界の先で」        循環 「寄り添う枯葉」       日常 「いやし」          循環 「編まれゆく造形」      循環 「ずれた距離」        日常 「刻まれた断片」    ...

埋もれゆく言霊

 


 土を眺めていた。指を伸ばし、地面に触れる。なぞることで、形を刻む。


 風に攫われ、砂に混ざった。これは、本能なのか。


 石を持って、石に刻む。意思を込めて。

想いと想像を描き、辿っていく。伝えるために。


 木を削り、薄くした。幾重にも重ねた紙。

鳥から羽をもぎ取り、墨に浸す。刻んでいく。世界を繋げるために。


 量産された書物が棚を埋める。手に取った本を、疑わず信じていた。頁の隙間に嘘が滲む。あるいは、全て虚構なのか。


 誰もが自由に鍵盤を叩く。もう、特別ではない。刹那に届く。あらゆる形で。


 善意を纏い、並んでいく。悪意を孕み、羅列する。自在に組まれ、放たれた。


 ──意識を帯びた、聞こえぬ声。


 深く沈み、切り裂く。暖かく包み、癒す。

繋げ、断ち切る。


 無数に散らばり、混沌に染まる。

戻ることはできない。そう望んだのに。


 瞼を閉じても映る。増殖し、支配する。境界が溶けた空間を。


 土をなぞる指は、記憶を辿る。

 石に刻む手は、意思を込める。

 紙に記す羽が、心を繋げた。


 ────魂を探す。無限に産まれる文字に溺れて。

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