作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「無機物の渇望」      境界 「歪んだ花」         境界   「編まれた柱」       循環 「消えていく顔」      断片 「錯覚のまま」       断片 ─ピックアップ─ テーマ   万有 「10^-10^50の虚構」                  ─テーマ別─ ─境界─           十九作品 ─時間─               七作品 ─循環─           十七作品 ─感情─           十四作品 ─万有─               八作品 ─価値観─       十七作品 ─日常─           十一作品 ─断片─               八 作品 ─無─                   三作品 ─掌編─    「無機物の渇望」       境界 「歪んだ花」         境界 「消えていく顔」       断片 「錯覚のまま」        断片 「ただ、純粋に」       価値観 「選べるなら」        断片 「種の中で」         循環 「いない気がして」      境界 「跳ねたコイン」       価値観 「溢れた珈琲」        境界 「10^-10^50の虚構」       万有 「少女の花弁」        感情 「巡る日常」         境界 「視線...

僅かな眠り



 這わせた指の間に、砂が埋まる。澄んだ響きを纏って、波が近づいて来た。足の裏を撫で、濡らし、還る。砂を攫って。


 肌を焦がす陽射しを浴び、景色に溶けていく。微睡の中で思い浮かべる。ただ、遊んでいただけなのに。


 夢から覚めた意識が、砂浜に混ざって散らばる。動かない体を、波が包む。


 彼を、連れ去ってくれるのだろうか。


 茜色が沁みていく空を、濁った瞳が映している。風が吹くと、髪は揺れる。ただ、それだけ。


 ──彼は。 私だ。


 砂である私は、もう、考える必要がない。繋がっているだけでいい。


 身体からほどけた、他の私。担った役割の中で、編み創める。


 ────眠る。永遠のようで、僅かな時間を。

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