作品アーカイブ (目次)

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  更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。 ─最新─              「筆の先で」        境界 「積まれた煉瓦」      感情 「枯葉と砂」        日常 「線の先は」        境界 ─ピックアップ─ テーマ  時間 「重なる景色」 ─テーマ別─ ─境界─       十四作品 ─時間─           七作品 ─循環─       十三作品 ─感情─           十一作品 ─万有─           七作品 ─価値観─   十五作品 ─日常─           十一作品 ─断片─           四作品 ─無─               三作品 ─掌編─    「筆の先で」         境界 「積まれた煉瓦」       感情 「越えた後」         境界 「シリアルを咀嚼して」    感情   「街の跡」          日常 「旋回する夜」        日常 「閉じた瞼」         境界 「瓦礫の理由」        境界 「配慮の有無」        価値観 「銀の牢獄」         境界 「重なる瘡蓋」        境界 「見えない顔」        日常 「神木の瞳」         価値観 「最後の理性」        感情 「月光に照らされて」     感情 「重なる景色」        時間 「境界の先で」        循環 「寄り添う枯葉」       日常 「いやし」          循環 「編まれゆく造形」      循環 「ずれた距離」        日常 「刻まれた断片」    ...

境界の鏡


 灰色の空が浮かび、無数の白銀が舞う。降り積もり、靴跡を埋める。吐く息が白く漂い、寒風に攫われた。


皮膚を突き刺す、痛み。


 眼前の赫が揺らめく。体を寄せ、震える手をかざした。薪で踊る炎。燃え上がり、四散する。


 癒すことはできない。震えが止まり、崩れ落ちた。強張ったままで。


 残された炭の匂い。燻った煙が細く昇る。

仰向けに天を見つめた。冷たい群れに包まれて。


 瞳に宿る、雪。

 結晶が描く、瞳。

 互いを映す、数多の世界。


 雪の結晶が──弾けた。


────

 晴天の雲間を、鳥が滑空する。蝉が鳴き、樹木が囁いて。降り注ぐ、強烈な陽射し。


 目を細め、静かに体を起こす。額を指で拭った。灰が伸びて、印を残す。


「あれは、私だ......」


 柔らかく、暖かい風。

 幹を撫で、枝が揺れ、葉が零れた。


 ひらひらと降りてくる。一粒の雪と共に。

 瞼を、閉じた。


 ────結晶が、境界を割る前に。

コメント

  1. こんにちは!Hazukiです。最近新しい投稿がないなと思ってプロフィール見に行ってここを知りました。ブログいいですね!noteは背景の色も変えられないし、軽い雰囲気があるのでこっちのほうがShigeさんの作品には合っていると思います。

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    1. Hazukiさん!来ていただき、とても嬉しいです。noteの投稿は辞めましたが、ちょこちょこ読みに行ってますので、私もまた遊びに行かせていただきますね。
      温かいコメントを、感謝いたします。ありがとうございました。

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  2. コメント失礼いたします🙇
    Shigeさんの作品がまた拝読できて嬉しいです😊
    先の方もコメントされていましたが黒い背景がShigeさんの世界観と重なってピッタリだと思います😄

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    1. おそらく、noteで交流のあった方だと存じます。
      読みに来てくださり、深く感謝いたします。
      黒い背景、読みにくいかとも危惧しましたが、雰囲気を合わせました。
      嬉しいです。ありがとうございました。

      削除

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