作品アーカイブ (目次)
更新通知⇨ RSSで新作を受け取る *文章にAIを一切使用していません。自分の感性だけで書きたいからです。曲と画像はAIで作成しています。
羽音を鳴らして、探していた。吐き出された息に導かれ、湿った肌の上で軽く跳ねた。降り立ち、かぎ爪を食い込ませる。
六本の脚で感じ取り、鋭く長い口吻を差し込む。体液を流し込み、脈打つ温かい液を吸い込んだ。
腹が膨れていく。透き通る胴体が染まって。前脚を擦り合わせた。
──音が、弾けた。
身体がつぶれ、赤が飛び散る。皮膚に張り付く、塗られた残骸。
巡る高音が空気を震わせ、足元で消えた。巨大な影が落ちて、甲を叩く。ばらばらにほどけ、引きずる跡に線を引いた。
開いた窓から、羽音が響く。高く擦れる、澄んだ音が。
耳元で囁き、目覚めさせる。
────複眼に、掌が映った。
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